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(6/6)【製造業・物流業向け】「基幹システム × API 連携」生成AI連携から受発注効率化・在庫最適化まで

2024.12.25

このウェビナーは、基幹システムを軸とした業務改善とサプライチェーンの効率化の支援を行う MONO-Xと、API連携に関して長年様々な製品開発をしてきたIBM社の2社でお届けします。このブログを通して、ご自身の業務に照らし合わせAPI連携がどのように活かせるのかぜひイメージしてみてください。
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次に、API化したデータをいかに保護し、適切に管理していくのかという点についてご説明します。API公開したあと実際にAPIを使ってデータ連携を行う際には、たくさんの要件がでてきます。そのうちのほんの一部を以下にご紹介します。

社外に向けてAPIを公開する際には、アクセス制限をかける等の対策が特に重要です。誰でも無制限にアクセスできる状態はリスクが高いため、利用の可否や利用量の制御を行う必要があります。実際、APIを標的とした攻撃は増加傾向にあります。また、APIの保守や利用状況の分析、APIの利用者向けガイドの提供なども必要になります。つまり、APIは公開するだけでなく、その後の適切な管理と運用が重要です。これらの要件を満たすために、API管理基盤というツールが利用されます。

多くの企業では、APIの適切な管理を行うために専用の仕組みを導入しています。IBMが提供するAPI管理基盤「API Connect」は、APIのプロキシ作成や保護・管理など、APIライフサイクル全体をカバーするプラットフォームです。既存のAPIを登録し、セキュリティ強化や利用量の制限を設定することができるほか、利用状況をモニタリングして分析に活用する機能も備えています。このように、API ConnectはAPI運用に必要な機能が一通り揃った包括的なソリューションです。

API Connectには、API管理全般を担うコンポーネントやAPIゲートウェイの他にも、社内外向けにAPIの仕様を公開したり利用申請を行うためのコンポーネントやAPIの利用状況を分析するためのコンポーネントが用意されています。実際にAPIを公開するのがAPIゲートウェイという場所で、外部アプリケーションからのAPIアクセスはこのAPIゲートウェイを通じて行われます。APIアクセスのリクエストがあった際は、あらかじめ定められたセキュリティの設定に基づいて安全かつ効率的に基幹システム等のバックエンドシステムと連携され、リクエストに応じた応答が行われます。APIの利用状況を分析できるアナリティクス機能を活用すると、公開されているAPIの利用状況からAPIの運用改善に役立てることができます。

よりイメージをつかんでいただくために、実際にこのAPI管理基盤を使ってAPIを公開する流れについてご覧いただきたいと思います。

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API管理基盤を使ってAPI公開する流れについては49:53~ご覧ください

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App Connect 採用事例

ここからは、API管理基盤として「App Connect」を採用いただいた国内製造業のお客様の事例をご紹介いたします。

このお客様は、社内で複数のデータベースを運用していましたが、データベースのコピーが多重に作成され、それぞれが別々に更新されてしまうことで、データの一貫性が損なわれたり、データの鮮度が低下するという課題を抱えていました。

こうした課題を解消するために、REST APIベースでデータ連携を行うことを決定しました。その際、APIの管理基盤として「API Connect」をご採用いただきました。この仕組みを導入した結果、データの一貫性と鮮度が大幅に向上し、情報の正確性とリアルタイム性が確保されました。また、関連会社へのデータ公開がAPIを通じて安全かつ容易に実現され、生産性が向上するなどといった効果を得られました。

まとめ

ここまでの内容を簡単にまとめると、基幹システムのデータをAPI化する際には、MONO-Xの「API Bridge」や、弊社の「App Connect Enterprise」をはじめとするアプリケーション統合基盤を活用する方法があります。さらに、API化したデータは「API Connect」のようなAPI管理基盤で管理し、安全に公開することをお勧めしています。

(MONO-Xより参考情報)
すべてのケースでAPI連携が最適解というわけではなく、状況に応じて異なるアプローチが必要になる場合もあります。弊社の例でいうと、近年、特に「kintoneと基幹システムの連携」に関するご相談を多くいただいておりますが、これらのシステム間でデータベースをスムーズに連携させるのは難しいケースが多く、API連携が実現しないことも少なくありません。

MONO-Xではお客様のニーズに合わせた最適な提案を心掛けています。たとえば、基幹システムのデータを直接参照する方が適している場合には、ノーコードツール「MONO-X One」を活用することで、シンプルかつ効率的なデータ利用が可能です。

ノーコードツール「MONO-X One」に関するご相談はこちら

API連携に限らず、基幹システムと新しいテクノロジーでDX推進や業務効率化を目指す企業の皆様にも幅広いソリューションをご提案しておりますので、みなさまぜひお気軽にご相談ください。

本日はウェビナーにご参加いただき、誠にありがとうございました。

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▼「情報の分断」「システムの分断」の2つの課題を解決するソリューション
「API-Bridge」についての詳細は以下リンクをご覧ください。
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