
2024年10月に「コンテンツセキュリティ基盤Boxとの連携活用」をテーマに開催されたウェビナーのサマリーを全5回にわたるブロブシリーズにしてお届けします。今回の第2回目は、コンテンツ基盤としてのBoxの集約という点で3つの疑問のうち1つ目について考察しています。
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それでは続いて、「コンテンツ基盤としてのBoxの集約」という点で3つの疑問について考察させていただきます。
データの活用に向けてそれらを集約する先がBoxに選ばれる理由は何なのか。それには先ほどお話しした強固なセキュリティの他にも要因があります。また、データ活用の基盤に欠かせないポイントは何なのか。最後に3つめとして、AI活用の基盤としてBox採用の展望はどのようなものなのかをお話します。
①活用に向け、データ集約する先をBoxに選ぶ理由は?
まず1つ目のポイントです。
データを「コンテンツレイク基盤」として評価いただいてBoxを活用している企業様は、市場で見ると35.2%以上にも上ります。同業他社のA社が2位、市場の割合としては23%ですのでBox社はコンテンツをお預かりするサービスの中でも圧倒的な立ち位置を築いています。
Boxへのデータ集約の必要性について
「Boxへのデータ集約は必要なんですか?」とよくお客様からご質問いただきますが、やはり業務の中で弊害が起きてきます。
例えば、送られてきたメールの添付ファイルを1年前まで遡りたいとなった場合も、なかなか添付ファイルの中身まで検索ってできないですよね。そこで連携製品を組み合わせて使用することで、添付ファイルを自動的にBoxに集める仕組みなどもできるようになります。添付ファイルの中身も活用できる、将来的に検索すると必要な情報として出てくる、といったところも含めてデータ活用かといえるのではないでしょうか。
それ以外にも、添付ファイルを直接開かずランサムウェアを踏まないようにするといった地雷対策にもなりますし、ファイルサーバー代わりに活用されることもあります。
基本的にファイルサーバーはいつか容量オーバーになってしまいます。データ削除に追われるというのが多くの企業様の活用課題だと思いますが、こうなってしまうと活用どころではなくなってしまい、業務の負担を増やす話になってしまうので、そこを起こさないためにもぜひ容量無制限のBoxを使ってほしいなと思います。
あとはシステムからのデータ保管についてで、これは今回MONO-X様と協業してセミナーを開催したトリガーにもなっている項目です。
基幹システムから出力されたファイルは、売上データだったり、将来分析に使える重要な顧客データだったりします。そういったナレッジをどこかで活用していくためには、他の基盤と連携し、受け渡しがしっかりとできている状態にしないとDX化はなかなか促進されないですよね。
基幹システムから出てきたファイルをオンプレに貯めてしまうと、活用しきれないデータになりがちなので、しっかりと連携基盤を持ったBoxに入れてAPI活用や将来的なAI活用に活かしきることを目的に、システムからのデータ保存にもぜひBoxをご利用いただきたいです。
従来のデータ先がBoxに集約されていない場合、基幹システムの帳票データ、メール添付、ファイルサーバー、NAS、外部メディア、あとはSharePointやOneDrive、Teamsの中のデータ、SharePointから入ってきたOneDriveなど、企業の中にいろいろと散らばっているのではないかとおもいます。
企業のデータを5年後、10年後御社がしっかりと知見として活用できていると思いますか。今重要だなと思われているデータが、5年後には消えてしまったも同然の状態になっていませんか、という点を私たちは危惧しています。
次回の記事ではコンテンツ基盤としてのBoxの集約という点で3つの疑問のうち、2つ目について考察しています。
続きの記事は更新までお待ちください。
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