API-Bridgeをご紹介していると、今までの連携手法と何が違うの?というご質問をよくいただきます。
今回は、API連携の特徴と他の連携手法との違いをまとめてみました。
ETLツールなど、データ同期との違い
IBM iの外部連携はほとんどの場合、データ同期で運用されているケースが多いのではないでしょうか?
多くの企業はCSV連携を定期的に外部とやり取りしたり、ツールを使う場合はETLやEAIツールを使って、比較的メンテナンス性よくデータ連携を行っているイメージです。
但し、どうしても「リアルタイム」ではない。という点がAPI連携とは圧倒的に違う点です。
API連携をするとクラウドなどのWebアプリケーションからリアルタイムにDB2を参照したり更新したりすることができます。
また当社の「API-Bridge」を使えばAPI連携に既存のCL・RPGを動かすことができるため、排他制御なども可能で、業務システムとして必要な処理を組み込むことができます。
PHP on IBM i・JDBC・ODBCとの違い
こちらは構築してしまうと同様の処理ができ、どちらもリアルタイムな仕組みを構築できます。ただ、これまであった「PHP on IBM i・JDBC・ODBC」での仕組み作りの場合、Web側とIBM i側の両方がわかる技術者が必須であること。これが大前提にあったかと思います。
API連携の場合は、Web側とIBM i側を分担して作成できる点が大きな違いです。
「Web+IBM iがわかる技術者」とは、希少な人材ですのでコストや納期を考えるとAPI化は今後の有効な選択肢となるのではないでしょうか?
また、パッケージなど他のツールと連携をするケースでは、例えばODBCに対応したソフトを選択する必要があったり、少し選択肢の幅が狭かったイメージです。API連携を選択すると昨今ではほとんどのツールがAPI対応をしており、様々なツールとIBM iを連携することができるのも大きなメリットになると思います。
まとめ
上記でも記載した通り、API連携は「リアルタイム」な仕組みをWebとIBM iで分担して構築することができるというのがポイントでしょう。
ただ、昨今ではETLツール+API連携といった良いとこどりをしてご利用されるケースが増えているように思えます。
弊社もお客様のニーズやポリシーに合わせてAPI-Bridgeをご提案できるようにしていきたいですし、様々な業務、パッケージ、クラウドとの連携を提案し、お客様のDXに少しでも貢献できればと考えています。