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MONO-Xでは、PVS Oneで運用しているVirtual Serverの監視を、オープンソースの監視ツールであるZabbixを活用して行っています。本記事では、その監視体制の概要と、お客様のご要望に応じて導入可能なIBM Instanaについてご紹介します。
Zabbixによるインフラ監視
PVS OneのVirtual Serverは、Zabbixを利用して監視を行っています。各監視対象サーバーは監視コンソールで一覧化され、サーバーのパフォーマンスや稼働状況をリアルタイムで確認でき、異常が検知されるとすぐに対応できる仕組みを整えています。
監視コンソールと通知システム
Zabbixの監視では、死活監視だけでなく、CPU使用率やメモリ使用率、ディスク使用状況など、サーバーの重要なメトリクスをグラフィカルに表示し、直感的に状況を把握できます。一般的にIBM i では他のプラットフォームと異なりCPUやメモリを監視することはないため、ディスクの使用率監視が中心となります。異常が検知された際には、以下のような通知手段を活用して迅速な対応が可能です。
・メール通知:システム管理者に即座にメールでアラートを送信
・SNS通知:SlackやTeamsなどのチャットツールと連携し、リアルタイムで異常を報告
このように、障害発生時には即座に関係者へ通知が届き、迅速な対応が可能になります。
お客様専用の監視環境提供
MONO-Xでは、お客様の要件に合わせて、専用のZabbixサーバーおよび監視コンソールを提供することも可能です。これにより、より柔軟な監視体制を構築し、お客様のインフラ環境に最適な監視ソリューションを実現できます。
APM監視が必要な場合はIBM Instanaの導入も可能
基本的なインフラ監視はZabbixで対応可能ですが、アプリケーションの詳細な動作を監視するAPM(Application Performance Monitoring)が必要な場合には、お客様のご要望に応じてIBM Instanaを導入・設定することが可能です。
Instanaはエージェントを導入して監視を行いますが、2024年にIBM i 用のエージェントの提供が始まり、他プラットフォーム同様にInstanaで監視ができるようになりました。InstanaはSaas型サービスであり、IBM i にエージェントを導入設定することでクラウド上の管理コンソールでIBM i の稼働状況を確認することができます。
IBM Instanaの特徴
IBM Instanaは、リアルタイムでアプリケーションのパフォーマンスを監視し、問題を即座に特定することができる強力なAPMツールです。Instanaを活用することで、以下のような高度な監視が可能になります。
・トランザクション監視:エンドユーザーのリクエストがどのように処理されているかを可視化
・異常検知と自動分析:機械学習を活用して異常を自動検知し、原因を特定
・分散トレーシング:複数のマイクロサービス環境にまたがるパフォーマンスの追跡
お客様のPVS環境にInstanaを導入することで、アプリケーションのパフォーマンスをリアルタイムに監視し、システムの安定稼働を支援します。
監視ソリューションの活用について
MONO-Xでは、PVS OneのVirtual Server監視をZabbixで行い、異常検知時の迅速な通知を実現しています。本記事では、MONO-Xの監視運用体制をご紹介しましたが、もし「自社の監視体制を見直したい」「より効率的な運用方法を知りたい」といったお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。
参考リンク
・Zabbix公式サイト
・IBM Instana公式サイト
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