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(5/6)【製造業・物流業向け】「基幹システム × API 連携」生成AI連携から受発注効率化・在庫最適化まで

2024.12.25

このウェビナーは、基幹システムを軸とした業務改善とサプライチェーンの効率化の支援を行う MONO-Xと、API連携に関して長年様々な製品開発をしてきたIBM社の2社でお届けします。このブログを通して、ご自身の業務に照らし合わせAPI連携がどのように活かせるのかぜひイメージしてみてください。
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日本アイ・ビー・エムでAPI連携をはじめとしたシステム連携ソリューションのテクニカルセールスを担当しております櫻谷です。
ここからは、弊社IBM製品である「App Connect Enterprise」を中心に、MONO-X様とは異なるAPIの公開方法とそのAPIを適切に管理するためのソリューションについてお話しします。

アプリケーション統合基盤によるAPI化

私からご紹介させていただきますのが、アプリケーション統合基盤を用いて、基幹システムのデータをAPI化する方法です。

そもそもアプリケーション統合基盤とは

昨今、企業のITシステム環境はますます複雑化しており、社内で利用しているシステム同士を個別に接続する場合、膨大な通信チャネルを確立する必要があります。このような環境では、データの一貫性が担保しにくく、システム連携に多くの手間がかかり、運用上の支障が生じやすくなります。この複雑なシステム環境を簡素化してくれるのが アプリケーション統合基盤です。

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アプリケーション統合基盤の詳細は37:14~ご覧いただけます

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IBMでは、アプリケーション統合基盤として「App Connect Enterprise」をご提供しています。メインフレームのようなオンプレミスで稼働しているようなシステムをはじめ、SaaSで提供されているようなアプリケーションなど様々なシステムを統合するプラットフォームとしてご提供しております。

App Connect Enterpriseはアプリケーション統合基盤の中でも多様なプロトコルやデータ形式に対応しており、複雑なシステム環境や多様なニーズにも効率的かつ柔軟なデータ連携を実現できる製品です。特に基幹系システムで広く採用されており、業務における重要なシステム間の通信を支える役割を担っています。

アプリケーション統合基盤の一つの機能であるデータ変換によって基幹システムのあらゆる形式のデータをREST APIとして公開することができるようになります。これにより、外部システムがREST APIを介して基幹システムのデータにアクセスできるようになります。逆にREST APIで受け取ったデータを基幹システムの形式に変換することも可能で、双方向のスムーズなデータ連携を実現します。

App Connect Enterpriseは、REST APIをより使いやすくするための機能も提供しています。

基幹システムのデータを基に、一からREST APIを作成することが可能で、APIの標準仕様であるSwagger文書(OpenAPI文書)をインポートして利用することもできます。また、App Connect Enterpriseを使えば、Swagger文書の作成も可能で、App Connect Enterpriseで作成したAPIを他のシステムで再利用することも簡単に行えます。これにより、REST APIを活用した柔軟なデータ連携を実現します。

GUIベースでの操作とREST API公開

App Connect Enterpriseは、GUIベースでシステム連携を行うこともでき、REST APIの公開もローコードツールを活用して簡単に実現できます。

例えば、基幹システムからMQで受け取ったCOBOL形式のデータをJSON形式に変換する設定も、複雑なコードを書くことなく直感的に行うことが可能です。これにより、基幹システムのデータをREST APIとして公開し、他システムとのスムーズな連携が実現します。

データ変換基盤の使い分け

本日は以下2パターンのAPI連携方法について紹介いたしました。
・基幹システムをサーバー化するあるいはAPIクライアント化する(API-Bridge)
・アプリケーション統合基盤を使う(App Connect Enterprise)

どちらをどういう場合に選択したらいいのか悩まれるかと思いますので、それぞれの強みを簡単にまとめます。前提として、MONO-XのAPIBridgeのみに対応しているシステム、App Connect Enterpriseのみに対応しているシステム、どちらにも対応しているシステムがございます。

APIBridgeの強み

APIBridgeは、特に IBM i をご利用中の企業に適したソリューションです。IBM i との高い親和性を持ち、PostgreSQLやMySQLなどのRDBとの連携にも対応しているため、これらの環境でのAPI公開に最適です。

APIBridge」に関するお問い合わせはこちら

App Connect Enterpriseの強み

App Connect Enterpriseは、 メインフレーム を利用している環境や、MQを使用してデータを取得する要件に強みがあります。また、API連携にとどまらず、他のシステム同士を接続する必要がある複雑な連携要件にも柔軟に対応します。

App Connect Enterprise」に関するお問い合わせはこちら

それぞれの強みを理解し、お客様のシステム環境やニーズに応じて最適なソリューションをお選びいただくことが大事ですので、お悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。以上で、REST APIを用いたデータ公開についての説明を終わります。そして次に、公開したAPIをどのように保護し、適切に管理するかという点についてお話します。

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▼「情報の分断」「システムの分断」の2つの課題を解決するソリューション
「API-Bridge」についての詳細は以下リンクをご覧ください。
API-Bridge公式サイト
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