MONO-Xでは『仮想テープ装置 FalconStor VTL 設定支援サービス』をリリースします。
皆さん、FalconStor VTL というソリューションをご存じでしょうか。直近 IBM i に対応した仮想テープ装置といえば、DELL EMCが提供する DataDomain 一択となっておりましたが、仮想テープをもう一つの選択肢として、FalconStorという選択肢が、注目を浴びるようになっています。
その背景は IBM Cloudで IBM i が利用できるようになり、IBM Cloud上で選択可能な仮想テープ・ソリューションがFalconStorとなっています。弊社では、以下URLのような光世証券様の導入事例をはじめ、多くのFalconStor導入実績を持っています。
弊社のFalconStor VTL導入事例URL(英語):
IT Jungle:The Science Of Lifting And Shifting To The Cloud
https://www.itjungle.com/2023/10/11/the-science-of-lifting-and-shifting-to-the-cloud/
【写真】FalconStor Software社 Todd Brooks氏・弊社 取締役 菅田
【写真】FalconStor Software社 Todd Brooks氏・弊社 社員
FalconStor VTLとは
FalconStor VTL (Virtual Tape Library) は、データバックアップとリカバリの効率化を目的とした仮想化ソリューションです。物理的なテープに依存することなく、仮想テープを作成することで、高速なバックアップやリストアの処理を実現します。特にIBMユーザー向けには、FalconStor VTLはIBMのインフラストラクチャとシームレスに統合できるため、IBM iやAIXのようなレガシーシステムのバックアップにも有効です。
主な特徴:
- バックアップ速度の向上:
FalconStor VTLは、ディスクベースのストレージを使用して、テープに比べてはるかに高速なバックアップ処理を提供します。これにより、ダウンタイムを最小限に抑えつつ、データの可用性が向上します。 - 効率的なデータ重複排除 (データ・デデュプリケーション):
データの重複を排除することで、ストレージの効率を大幅に向上させ、コスト削減につながります。 - 多様なデータ保護:
FalconStor VTLは、ディスク、クラウド、物理テープなど、複数のターゲットにデータを複製でき、ディザスタリカバリ(災害復旧)の戦略を強化します。 - IBM iとの互換性:
IBM i(旧AS/400)環境を含むIBMのサーバーシステムと統合することで、既存のインフラストラクチャを活かしつつ、新しいバックアップ戦略を採用できます。
IBM Cloudでの利用
FalconStor VTLは、オンプレミスだけでなく、IBM Cloudのようなクラウド環境でも利用が可能です。IBM Cloudを利用することで、スケーラブルでコスト効率の高いバックアップ・アーキテクチャを構築できます。クラウド上でのデータ保存により、オンサイトのハードウェアコストを削減し、災害発生時のリカバリも迅速に行えます。
IBM CloudにFalconStor VTLを導入する主なメリットは、柔軟なスケーラビリティと、クラウドを利用した多重バックアップ機能です。特に、ハイブリッドクラウド環境でのデータ保護を簡単に管理できるため、物理サーバーやクラウドをまたぐ環境でもシームレスなデータ保護が実現します。
FalconStor VTLは、IBM環境と深く統合されているため、ユーザーは既存のインフラに容易に組み込むことができ、バックアップ管理が一貫して効率的に行えるようになります。
弊社の IBM i HA/DRの提案・導入チームは、IBMやHAツールベンダーにて、豊富な経験と深い知識を持ったメンバーによって構成されています。 FalconStorの他にも多くのHA/DRソリューションを、お客様のご要件に合わせて、ご提供が可能です。ぜひご相談をお待ちしております。