近年、企業のデジタル化が進む中で、ローコード・ノーコードツールの導入が増えています。特に IBM i を活用している企業では、業務の効率化や開発スピードの向上を目的に、多くのツールが検討されています。
しかし、数多くの選択肢がある中で、自社に最適なツールを選ぶのは容易ではありません。本記事では、MONO-X One が他の IBM i 系ローコードツールと比較してどのような優位性を持つのか、その特徴を詳しく解説します。
IBM i 系ローコードツールとの比較
IBM i 環境で利用されるローコードツールは多く存在しますが、MONO-X Oneはそれらとどのように異なるのでしょうか。ここでは、特に 開発の容易さ・カスタマイズ性・外部公開機能 の3つのポイントから比較していきます。

1.開発の容易さ|圧倒的な生産性向上
MONO-X Oneはノーコードで直感的に画面を作成 できるため、従来の開発手法と比較して圧倒的に簡単 であると多くのお客様から評価されています。
一般的に、IBM i 環境で提供されているのはローコードツールが中心ですが、MONO-X Oneは 完全なノーコード環境を提供することで、より短時間で業務アプリケーションを構築できます。
また、作成した画面はPC・スマートフォンに自動対応するように設計されており、追加の調整が不要な点も大きなメリットです。
2.カスタマイズ性|必要十分な柔軟性を提供
カスタマイズ性に関しては、MONO-X Oneはノーコードの利便性を重視しているため、JavaScriptやCSSを用いた自由なカスタマイズは制限されています。
これは、BtoB向けの業務アプリケーション では、過度なデザイン性よりもシンプルで直感的に使えるUIが求められることが多いためです。
一方で、 BtoC向けにデザイン性を重視したアプリケーションを開発したい場合は、別のツールの方が適している可能性もあります。
3.外部公開機能|標準搭載の強み
IBM i 系のローコードツールの多くは、標準で外部公開機能を備えていません。
そのため、インターネット上で利用できるアプリケーションを開発する場合は、別途サーバーの設定や追加開発が必要になります。
一方、MONO-X Oneでは、外部公開機能を標準搭載しているため、特別な設定をせずに、社外向けの業務システムを構築・運用できます。
これにより、開発・運用の負担を大幅に軽減することが可能です。
従来のローコードツールと何が違うのか?
MONO-X Oneは、IBM i 環境で利用される従来のローコードツールと比較して、以下の点で優れた特徴を持っています。
・ノーコードで直感的に開発できる → 開発生産性が圧倒的に向上
・ シンプルで業務に最適化されたカスタマイズ性 → BtoBアプリに最適
・外部公開機能を標準搭載 → 追加開発なしでインターネット公開が可能
MONO-X Oneの開発スピード|スクラッチでの画面開発との比較
従来のRPGやCOBOLによる開発と比較した場合、MONO-X Oneがどれほどの開発スピードを実現できるのかについてご紹介します。

RPG・COBOLと比較した開発スピードの違い
従来のIBM i 環境では、RPG やCOBOLを用いたスクラッチ開発が一般的でした。この場合、新規で1つの画面を開発するのに、設計からテストまで含めて5日程度かかるのが一般的です。
□従来の開発プロセス(RPG・COBOLの場合)
1.設計書の作成(要件確認)
2.開発(プログラミング)→ 通常3日間程度
3.テスト・デバッグ
4.ユーザー確認・運用開始 → 合計5日間程度
一方、MONO-X Oneでは、ノーコードでの画面開発が可能なため、1日以内にほぼ完成形のプロトタイプが作成可能です。依頼された翌日にユーザーへ画面を提示できるほどのスピード感で開発を進めることができます。
□MONO-X Oneの開発プロセス
1.画面設計(その場で構築可能)
2.プロトタイプ作成(最短1日以内)
3.ユーザー確認・調整
4.運用開始
この圧倒的なスピード感により、開発のリードタイムが大幅に短縮されるだけでなく、ユーザーとの認識のズレを最小限に抑えながら開発を進めることが可能となります。※生産性は作成する画面種類によって異なります。
実際の導入企業の声|開発スピードの向上が業務効率化に直結
MONO-X Oneを導入した企業からは、「従来の開発手法と比べて圧倒的に速い」という評価を多くいただいています。特に、業務部門からの依頼に対して、すぐにプロトタイプを作成してフィードバックをもらえるため、仕様のすり合わせがスムーズに行える点を高く評価されています。
また、5250画面のウェブ化においても、MONO-X Oneのスピード感は大きなアドバンテージとなっています。従来の手法では、多くの時間と労力を要していた業務システムのモダナイズが、迅速かつシンプルに実現可能となるため、開発コストの削減と業務の効率化に大きく貢献します。
ノーコードツールの生産性の高さを実感できるMONO-X One
ノーコードツールの導入は、開発スピードの向上・運用コストの削減・業務の柔軟な対応という点で、大きなメリットをもたらします。
特にMONO-X Oneは、以下の特徴により 圧倒的な生産性向上を実現しています。
1.従来の開発手法と比較して、開発スピードが大幅に向上(1画面の開発を5日→1日以内に短縮)
2.直感的なノーコード環境で、業務部門も開発に関与可能
3.ユーザーライセンス無制限プランで、全社導入がしやすい
4.外部公開機能を標準搭載し、取引先向けのシステムも構築可能
5.基幹データベースとリアルタイム連携し、スムーズなデータ活用が可能
6.スマホやタブレットでも自動で画面調整して表示可能
MONO-X Oneは、単なるノーコードツールではなく、業務に即した開発をスピーディーに実現できるソリューションです。従来の開発手法からの移行を検討している企業にとって、システム構築の生産性向上を実感できる選択肢となるでしょう。
IBM i を活用して業務のデジタル化を進める上で、最適な選択肢の一つとなるMONO-X One。次回の記事では、SaaS型のノーコードツールと比較し、さらに詳しくその優位性を解説します。お楽しみに!※次回の記事は、3月中旬頃を予定しています。
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