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MONO-Xのクラウド事業部には、「PVS One」の導入から運用までを支える、豊富な経験と知識を持ったプロフェッショナルなエンジニアが揃っています。vol.3となる今回は、IBM i のお客様支援なら日本一!とも言えるメンバー5名にMONO-Xでこれから力を入れたいこと、MONO-Xのバリューの中で特に共感する言葉はなにかを聞いてみました。
※当記事は2024年12月時点の情報です。
>>前回の記事はこちら
※前回の記事(Vol.2)ではメンバー同士の関係性やそれぞれの役割についてインタビューしています。
■MONO-Xでこれから力を入れたいことは?
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【中村】
PVSって新しい機能がよく出るので、IBMが大々的に発表した内容はお客様にいち早くお伝えできるようにしていきたいですね。例えば最近だと、IBM i Migrate While Activeのような。
(IBM i Migrate While Activeについての記事はこちら)
【中村】
あとは、AIを積極的に取り入れていく方針のMONO-Xとしては、インフラでAIをどう使っていくの? ってところを考え続けなければいけないですよね。つい先日スタディーツアーでロチェスターに行きましたが、今のところインフラのところのAIってのはあまりイメージできなくて。
(ロチェスタースタディーツアーについての記事はこちら)
【菅田】
IBM自体がすすめているIBM i への生成AIの適用は、今は、IBM i Code Assistant、Code explanationのようなアプリ領域に注力してますよね。インフラ面でAIを適用するとしたらモニタリングがメインになりますよね。日々のシステム状況をモニタリングさせて、異常値をAIに検知させるような。
【中村】
構築の省力化をできるところまでやる、みたいなのはありかもしれないですね。 単にPVSを組み上げていくだけだったら Terraformなりで自動化しちゃえばいいんですけど、お客さんの既存の環境をクラウドに持ってきますとかは結構難しいですよね。
【菅田】
うーん。インフラって100%合ってないとといけないんで、そこにAIの不確実性があると結局全部人がチェックしなくてはいけなくなってしまって難しい。それがプログラムやSQLを作るのとは違いますよね。特に基幹システムは、数字を間違っちゃいけないところがあるのでAIの活用は難しいところはあるけれども、チャレンジしたいですね。モニタリングであれば、100%じゃなくても検知しやすくする、自分たちは気づきやすくするっていうアプローチができるのでAIの特性と合っててインフラでも使いやすいのかなって。それにしても、こういう構想をチームメンバーで考えられるのが楽しいですよね。
【中村】
ですよね、楽しいですよね。
【岩崎】
監視を自動化して、通常我々がやってる定型的にできる業務を自動でやってもらうように組み込みたいね。これやってくださいって言われたら究極的にはボタン1個でできるように。
【菅田】
運用の自動化はしたいですよね。新しい人がAIエージェントに「この環境のバックアップをとりたいです」って話かけたら、裏で動かしてくれるとか。AIに話しかけたら、「そろそろバックアップ取りませんか?」「先週取りましたよ」とか「どうします? このシステムでいいんですか?」とかまでチェックしてくれるならすごくAIとしていいよね。より多くのお客様に対応したいと思っているので、今後も引き続き運用の仕組み化やAI利用も含めて自動化は考えていきたいですね。
■MONO-Xのバリューの中で、特に共感するものはどれですか? その理由も教えてください。
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【菅田】
「仕組化で、防ぎ、省き、勝つ」
自分は、仕組化ですね。PVS One立ち上げ時にお客様から提供いただくパフォーマンスデータの分析からPVS見積もり作成までワンストップで実現する仕組みを作りました。また、多数のお客様環境の運用を効率的に進めるための運用環境は常にアップデートし続けています。そういった仕組み化の積み重ねでクラウド事業部のメンバーを増やすことができているのかなとも思います。
【山浦】
「顧客を知り、期待を超える」
日々たくさんのお客様に接する機会をいただいてますが、やはりそれぞれの環境ややりたいこと、意見はそれぞれ違います。 そういう話を一個一個 聞きながらお客様に最適な製品を提案しています。そのときお客様が何を期待してるのかな?というのはいつもすごく気になってて。それをちょっとでも超えるとお客さんがすごく嬉しい!ありがとう!って言ってくれる。せっかくならありがとうって言ってもらえるのが一番嬉しいので、そこをこれからも目指していきたいなと思ってます。
【岩崎】
「早く実行し、失敗を資産に」
今までやってきたところでは計画を立てることに長い時間をかけていました。もちろん重要な変更であれば必要だとは思いますが、まずやった方が早いのでは?と思うことも多くて。とにかく手を早く動かす方がいいと思っています。最近は自分の守備範囲でしか仕事ができてないからか、あんまり失敗してないなっていう反省もあるのでそのあたりも気にしていきたいです。
(そんなことない!やってるやってる!Instanaとか触ってやってるじゃん!という4名からの総つっこみが入る)
【中村】
「ナイスキャッチ・ナイスパス」
これまでIBM i を直接やってるメンバーがあんまり周りにいないという場面になることもあり、その際自己完結するケースがあったりしたんですけど、MONO-XにはIBM i のスペシャリストが本当にいっぱいいて相談できるし、何かあればすぐ話しかけて拾ってくれる存在がいる。自分自身もナイスキャッチ・ナイスパスができる人でありたいなと思ってますね。クラウド事業部だけではなく、プロダクト事業部の人たちも聞くとすぐ対応してくれますし、垣根がなく感覚的に働けてるのはこのバリューのおかげ なのかな?という気がしています。
【小田】
「作れるものよりも、作るべきものを」
これまでDR系とかでソフトを導入して設定して動かしていましたが、結局付属の要件が必要になったりとかそれだけでは 痒いところに手が届かなかったということもたくさんあって、ただ動けばいいっていうシンプルなものではいつもなくて。やはり、お客様が助けてほしいと思っている部分で、何が必要なんだろう?と考えて、お客様にとって一番便利なもの、そしてツール上もよくなるものを提供することがとても大事だと思ってます。それと、こういったことを話して共感できるメンバーに出会ったのでそこを強みに今後もいいものを作っていきたいです。
>>次回の記事へ続く
※次回のインタビュー記事の公開は、2月中旬を予定しています。
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