皆さま、IBM CloudのVPNaaS(IBM i 環境向けに接続するネットワーク・サービス)のEOSが発表されました。
・2024年4月以降(after March):PowerVS VPNaaSで新規接続のプロビジョニングは不可。
・2025年1月18日:PowerVS VPNaaSの標準サポート終了。
・2025年7月14日:PowerVS VPNaaSのサービス終了。
VPNaaSでのネットワーク接続を行われていたユーザー様では、早目のご対応が必要となります。
弊社では事前にサポート終了になることを予測し、VPNaaSの利用を避ける形で提供してまいりましたので、PVS Oneユーザー様はご安心くださいませ。
外資系製品の突然のサービス終了
外資系製品の突然のサービス終了は、よくある事ですので、「このサービスは長期的にありそうか」「このサービスはなくなりそうか」の目利きが、年々重要になっています。
IBM様では様々なサービスを日々リリースされています。その結果、当然軌道に乗るサービス、乗らなかったサービス、利益は出ているけど終了せざるを得ないサービス、様々出てきます。ですので、日々リリースされ、サポートが終了することは、まさに IBM様の絶え間ないチャレンジの現れです。また一度、製品としてリリースしてみないと、顧客ニーズはわからないので、一度出してみて、ニーズがなかったら、撤収。という判断も、アメリカ企業では当たり前かと思います。IBMが大々的にプロモーションを行った PureFlex、画像認識のAI Vision、機械学習プラットフォーム Driverless AI、そしてWeb Queryももいつの日か、スルッと製品提供が終わってしまいました。
私たちは、こうしたIBM様の新しいサービスに常にアンテナを貼りながらも、「これは続かなそう。。。」「これは長期的に製品提供されそう。」十分に見極めた上で、お客様にお勧めし、比較的安心できるテクノロジーをベースにお客様に製品提供しております。
IBMの戦略、製品開発体制、市場ニーズ、市場成長度など様々な観点から考えて、「IBM i」 そして 「Power Virtual Server(PowerVS)」はこれからも安心してご利用いただけるプラットフォームと考えています。そして、周辺部分に利用するテクノロジーやIBM製品は、「 IBMが長期で提供しそうか」、「無くなったとしても移行しやすいか」など複合的な観点で検討や独自調査した上で、突然の製品サポート終了になったとしても、できるだけ影響が無いように、もしくは、少ない環境構築を行っております。
IBM Cloudは “ネットワーク” が肝
IBM Cloudは “ネットワーク” が肝です。PVS Oneでは、主要3キャリアはもちろん様々な専用線サービスでの接続経験を持ち合わせています。また、IBM Cloud内のネットワークについても、価格増加につながるVRAを利用しない構成でのノウハウを持っております。お気軽にご相談ください。