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intra-mart(イントラマート)とは?概要や主な機能、期待できる効果を解説

2023.06.30

intra-mart(イントラマート)は、企業向けに提供される業務アプリケーション基盤です。その主要製品である「intra-mart Accel Platform」は、企業の業務システムを効率的に構築・運用するための包括的なソリューションを提供します。ワークフロー管理、文書管理、グループウェア、ポータル、業務アプリケーション開発など、多彩な機能が統合されています。これにより、業務プロセスの効率化、情報共有の促進、タスクの自動化など、企業の生産性向上が期待できます。

intra-mart(イントラマート)とは?

intra-mart(イントラマート)は、NTTデータ イントラマート社が提供している企業向け業務アプリケーション基盤です。ワークフロー管理や文書管理、グループウェア、ポータル、業務アプリケーション開発など、多彩な機能を統合したソリューションを提供します。企業の業務効率化や情報共有を強力にサポートし、複数の製品を組み合わせて利用する柔軟性も特徴です。企業内に存在する様々な業務システムを同一のプラットフォーム上に集約し、最新のデジタル技術を活用することで、IT投資の効率化と業務プロセスのデジタル化・自動化を実現します。さらに、業務プロセスのフルオートメーション化をサポートする機能とAPIコンポーネント群を多数取り揃えており、スピーディかつ柔軟なローコードアプリケーション開発を可能にします。グループ企業全体での共同利用はもちろん、クラウド利用も可能です。

DX推進に役立つローコード開発プラットフォーム

業務プロセス全体をデジタル化するには、PDCAを回しながら、運用状況に応じてシステム追加・修正できることが重要です。intra-martは、ドラッグ&ドロップなどの操作でシステムを簡単に構築できるローコード開発機能を備えており、特にWebシステム開発に焦点を当て、ビジネスユーザーが少ないプログラミング知識で直感的な操作でシステムを構築できる環境を提供します。画面の追加やシステムの修正が迅速に実現可能で、これによりPDCAサイクルを素早く回し、革新的なデジタルサービスの迅速な提供、ビジネスプロセスの効率化を実現し、DXのゴールへ向けて加速できます。

豊富な導入実績を持つワークフローシステム

intra-martのワークフローシステムは、豊富な導入実績を誇り、企業の業務効率化に貢献しています。intra-martのワークフロー機能である「IM-Workflow」は世の中にあるワークフロー製品とは異なり、一般的な「申請・承認ワークフロー」はもちろん「業務フロー」を管理することが可能です。intra-mart Accel Platform状に構築したアプリケーションをはじめ、既存のシステムとの連携やクラウドのシステムとの連携も可能であり、日本のみならずグローバルな統一基盤を担います。

ワークフローによりデジタル化を実現することで紙ベースの手続きを削減し、情報の迅速な共有や承認プロセスの迅速化を実現します。さらに業務プロセスを可視化し効率的に管理することも可能であり、業務ボトルネックの特定と解消させる機能を具備しています。柔軟な設定やカスタマイズの実現、またOCR、RPA、AIとの連携も可能であり、様々な業種や業務領域に適用することができます。これにより、企業は業務プロセスの効率化や品質向上を実現し競争力を強化することができます。

DX推進のさまざまな面をサポート

企業の問題点として、業務プロセスの非効率性や情報の分散化、既存システムの複雑さが挙げられます。またこれまで培った企業のあり方、文化そのものの見直しなど一朝一夕で成し遂げることができるものではありません。DXを推進する上で現状の課題を棚卸し組織で共有すること、それらの課題に会社として向き合って取り組むことが必要になります。これらの問題に対してintra-martはさまざまなサービスを提供しています。先進的なデジタル技術の活用を可能とする業務アプリケーション基盤により、DXを推進する上で必要となるアプリケーション面で機能を提供すると同時に、SaaS、コンサルティング、教育支援、システム構築などの幅広いサービスを提供しています。これにより従業員独自のアイデアを手軽にデジタル価値へと昇華させ、顧客や従業員の満足度向上も伴ったビジネスモデルの変革を迅速に推進できます。​

intra-martの主な製品

intra-martは業務デジタル化を加速させるシステム共通基盤である「intra-mart Accel Platform」を主軸として、様々な製品のラインナップがあります。ビジネスの即戦力となる業務アプリケーションシリーズであり勤怠管理、旅費・経費申請、文書管理などの業務アプリケーションを揃えている「intra-mart Accel Applications」やクラウド型のintra-mart Accel Platformである「Accel Mart」など、個々の企業のニーズに合わせサービスを選択することで効果的なDX推進を実現することが可能です。

システム共通基盤「intra-mart Accel Platform」

システム共通基盤「intra-mart Accel Platform」は、企業の業務アプリケーション開発を支援する中核的なプラットフォームです。Accel Platformには、以下のような機能コンポーネントが含まれています。

IM-BloomMaker:

アプリケーション画面作成ツールである「IM-BloomMaker」は、自由度の高いWebアプリケーション画面の作成を実現します。デザイン面では独自CSSやレスポンシブデザインなどにも対応しており、また機能面においては他システムのAPIの実行などの機能を用意しています。

IM-LogicDesigner:

業務ロジック開発ツールである「IM-LogicDesigner」は、業務ロジックをWebブラウザ上で作成するツールです。モジュール化されたコンポーネントをドラッグ&ドロップで画面上に配置することにより、ノンコーディングで独自の業務ロジックを構築することが可能です。またAPIサービス連携によって他社のSaaSやREST APIに対応した自社他システムとの連携なども可能です。更には作成した業務ロジックをAPIとして外部に公開し他システムと連携することも可能になります。

IM-FormaDesinger:

入力フォーム作成ツールである「IM-FormaDesinger」は、画面入力フォームをWebブラウザ上で作成するツールです。入力フォームで利用される各種コンポーネント(テキストボックス、セレクトボックス、ボタンなど)をドラック&ドロップで画面上に配置することにより、ノンコーディングで独自の業務画面を構築することが可能です。Webインターフェースに関する技術や知識が無くても直観的に画面作成が可能となります。

ViewCreator:

データクエリーツールである「ViewCreator」は、カスタムビューやダッシュボードを簡単に作成する為のツールです。対象とするデータベースからテーブルやカラムを選択し、また検索条件や結合条件を設定することで業務に必要となるデータ抽出をユーザー自身が定義することが可能です。

これらのツールは、企業が素早く効率的にアプリケーションを開発し、DX推進を実現するための重要な構成要素です。

さまざまな業務アプリケーション「intra-mart Accel Applications」

「intra-mart Accel Applications」は、特定の業種や業務領域に特化した様々な業務アプリケーションを提供する製品群です。これらのアプリケーションは、企業のDX推進をサポートし、業務プロセスの効率化や情報共有を促進します。代表的なAccel Applicationsの一部を紹介します。

intra-mart Accel Collaboration:

チーム間のコラボレーションを強化するためのアプリケーションで、チャット機能やタスク管理、スケジューリングなど、コミュニケーションとタスク管理を一元化し、業務効率を向上させます。

intra-mart Accel Kaiden!:

営業支援を目的としたアプリケーションであり、取引先情報の管理や営業活動の計画、顧客対応の履歴管理など、営業プロセス全般を支援します。

intra-mart Accel Documents:

文書管理アプリケーションであり、文書の作成、編集、共有、保存、検索など、文書関連の業務を効率化し、情報の一元化とセキュリティを強化します。

これらのAccel Applicationsは、それぞれの業務領域に特化した機能を提供し、企業のニーズに合わせた柔軟な利用が可能です。

業務支援アプリケーション「intra-mart DPS」

「intra-mart DPS」は、業務支援アプリケーションの一つであり、企業の営業や財務業務を効率化し、生産性を向上させることを目的としています。具体的には、営業活動や財務管理のプロセスをシステム化し、情報の一元管理や効率的な処理を実現します。例えば、「DPS for Sales」は、営業チームが顧客情報の管理や営業活動の計画・実績管理を行うのに役立ちます。一方、「DPS for Finance」は、財務部門が会計データの管理や経費精算、予算管理などの業務を効率的に処理するのに適したアプリケーションです。これらのアプリケーションは、企業の業務効率化と情報の可視化を実現し、組織全体の生産性向上に貢献します。

クラウド版intra-mart「Accel-Mart」

クラウド版intra-martである「Accel-Mart」は、intra-martの各種機能やアプリケーションをクラウド上で提供するサービスです。Accel-Martを利用することで、企業は煩雑なシステム構築や運用管理の手間を省き、迅速にシステムを導入・拡張できます。また、クラウド環境では、リソースの柔軟なスケーリングや高い可用性・セキュリティが提供されるため、安定したサービスを低コストで利用できます。さらに、地理的制約がなく、ユーザーはインターネット経由でいつでもどこでもアクセスできるため、モバイルワーカーやリモートチームにも適しています。Accel-Martは、クラウドの利点を最大限に活用しながら、企業の業務効率化やDX推進を支援する革新的なサービスです。

intra-martの導入で期待できる効果

intra-martの導入により、企業は業務プロセスの効率化や情報の一元化が実現されます。これにより、業務の迅速化、生産性の向上、コストの削減が期待できます。また、柔軟性の高いカスタマイズやクラウドサービスの活用により、迅速なシステム構築や運用が可能となります。さらに、DX推進にも貢献し、顧客満足度の向上や競争力の強化につながります。

個人のスキルに依存しない安定したシステム開発の実現

ノーコードやローコード開発機能により、個人のスキルに依存せずに安定したシステム開発が実現することができます。このアプローチでは、ビジュアルなインターフェースや事前に用意されたコンポーネントを活用して、プログラミングの知識がない人でもシステムを構築できます。画面上での複雑な挙動や特異なロジックの実装は、一見ツールを利用しての実装が困難と感じる場合がありますが、要件や仕様、設計を見直すことによりツールでの実装が可能になります。これにより、開発プロセスが標準化され生産性の向上が図れます。また、コードの再利用性や可読性が向上し、バグやエラーが少なく、保守性の高いシステムが実現できます。結果として、開発プロジェクトのリスクを低減し、安定したシステムの提供が可能となります。

継続的な業務プロセス管理(BPM)の実現

継続的な業務プロセス管理(BPM)は、業務プロセスの効率化と改善を通じて、組織の業績を向上させる手法です。BPMでは、業務プロセスをモデリングし、実行・監視・改善するサイクルを繰り返すことで、組織の目標達成に貢献します。intra-martでは、BPMを実現するための機能コンポーネントが提供されています。例えば、ワークフロー管理やタスク管理、ポータル機能などがあり、業務プロセスのモデリングや実行を支援します。さらに、BPMN(Business Process Model and Notation)を活用することで、業務プロセスをビジュアル化し、理解しやすく、改善しやすくなります。intra-martのBPM機能を活用することで、業務プロセスの透明性や効率性が向上し、迅速な意思決定や柔軟な対応が可能となります。結果として、組織は迅速かつ効果的な業務遂行が実現でき、競争力の強化につながります。

DXの推進

intra-martのローコード開発ツール、ワークフロー、BPM機能を活用することで、DX推進が大きく促進されます。ローコード開発ツールにより、非技術者でも簡単にアプリケーションを開発でき、業務プロセスの自動化や改善が可能となります。ワークフローやBPM機能を活用することで、業務プロセスの可視化や効率化が図れ、迅速な意思決定や柔軟な対応が可能となります。また、intra-martは継続的なサポート体制を整えており、導入から運用までのトータルなサポートを提供します。これにより、企業はDX推進において安心してintra-martを活用し、ビジネスの変革を推進することが可能です。

まとめ

intra-martは、ユーザー企業に業務効率化やビジネス変革のメリットを提供します。ローコード開発やワークフローシステム、BPMなどの機能を活用することで、企業は迅速なアプリケーション開発や業務プロセスの効率化が実現します。これにより、業務のスピードアップや作業負荷の軽減、リソースの最適化が可能となります。また、DX推進を支援する機能が揃っており、市場の変化に柔軟かつ迅速に対応できます。その結果、競争力の強化や顧客満足度の向上など、ビジネスに直結する成果を得ることができます。