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IBM i で実現する最強のSDGsシステム:効率的なリソース活用と環境負荷軽減

2024.11.09

今回は、『IBM i をさらに最強にする視点』についてお届けします。テーマは、『PVSを使えばSDGsに貢献できる』です。IBM i は、どの企業にとっても避けて通れないSDGsの観点から見ても、最強です。IBM i を使うだけでSDGsに貢献できる点をご紹介します。

どんな企業も、今後生き残っていく上でSDGsの取り組みは欠かせないと思います。SDGsには17の目標があり、取り組み方も様々です。電力を消費するITシステムの効率を高めることは、特にわかりやすい取り組み方です。前回、PVSだと0.25コアでIBM i の基幹システムが動く、そしてパフォーマンスも良いという話をしました。CPUってすごく電力を消費するパーツです。そのCPUのリソースを最小化できる。つまりIBM i を使うということはSDGsに貢献できるということになります。

今回は、0.25コアで基幹業務が動くIBM i 、PVSで運用負荷も最小化、IBM i on PVSは最強のSDGs という3つのポイントで解説をしていきたいと思います。

1. 0.25コアで基幹業務が動くIBM i

PVSでIBM i を使っている環境のほとんどが0.25コアで動いています。なぜ0.25コアでも企業の基幹システムとしてのパフォーマンスが出せるかというと、ディスクがフラッシュストレージだということで、I/O性能が高いというのもありますが、もっと根本的なことでいうと、IBM i 自体がビジネスに最適化されたアーキテクチャーオールインワンのサーバーだからだと言えます。

IBM i は1988年にAS400として登場したアーキテクチャを受け継ぐユニークなオペレーティングシステムで、ビジネスに必要な機能をすべて備えたオールインワンサーバーです。その中でもすごく特徴的なのが、リレーショナルデータベースがOSに組み込まれているということです。

企業の活動においてデータ、帳簿を管理するのは必須ですよね。そのためにデータベースを使用していると思います。そのデータベースがOSに組み込まれているのがIBM i 。もっと言うと、AS400が登場した1988年の時からずっと変わらずデータベースがベースになっているOSがIBM i です。少し説明が難しいのですが、IBM i のOS自体がRDB、リレーショナルデータベースの仕組みを使って動いているんです。

そして、その仕組みをベースに時代の変化に合わせて、ウェブサーバーの機能を追加・実装したり、ビジネス領域でも積極的に使われるようになったオープンソース、(例えばPythonとかNode.js)をIBM i のOSの中で、1つの環境の中で普通に使うことができます。IBM i はビジネスに役立てるため、常にオールインワンのアイデンティティを貫いてきました。35年前にリリースされたビジネスプラットフォームのコンセプトを、今も実践している強力なOSです。しかも、ハードウェアからオープンソースの実装まで、IBMが一貫して開発しているので、パフォーマンスが最適化されていて、PVSの0.25コアでもすごく速く、快適に使える。これが本当にビジネスに向いているプラットフォームと言えると思います。

ということで、IBM i を使うだけでも効率的にITリソースを使えますが、IBM i のクラウド、PVSだともっとアグレッシブにリソースを最適化できます。

LinuxとかWindowsだと、ウェブサーバーとか機能ごとにサーバーを分けて、それぞれが数コアずつ使うので、基幹システムという全体の枠で考えると、CPUの必要な数って非常に多くなるでしょう。これがIBM i との差が出てくるところです。

PVSだと、基幹システムが全部入りのIBM i がたった0.25コアでも動きます。0.25コアで十分なパフォーマンスが出ますし、万が一足りなければリソースを追加していくことができます。

2. PVSで運用負荷も最小化

PVSだと、OSより下の部分(HypervisorやHW)のレイヤーはメーカーであるIBMが運用管理してくれるので、IBM i でもよくあるディスクの予防保守交換とか、LANアダプターの保守作業とか、オンプレミスだとどうしても対応が必要だった作業からも解放されます。

手がかからないIBM i が、もっと手がかからずに使えるのがPVSなんです。

つまり、IBM i は電力消費の激しいCPUリソースを最小化できるだけでなく、基幹システムの運用負荷も軽減します。世の中のITシステムって、手がかかる仕組みが多いですよね。それがある意味、当たり前に思えてしまうのがITの世界なのかもしれませんが、IBM i に関わっているとその感覚に違和感を感じます。

そもそもITに限らず、機械というのは人間が自分たちが楽をするために生み出したものですよね。なのにITの世界だとシステム障害、パフォーマンストラブル等、苦労している人多くないですか?残念ながらそれがIT業界のマジョリティになってしまっています。しかし、IBM i という究極のビジネスマシンを知っている使っている皆さんは、違う感覚を持っていると思います。

3. IBM i on PVSは最強のSDGsシステム

少ないリソースで動かすことができるというのは、電力消費量が少ない、つまり電力を生み出す際に発生するCO2の排出量を削減できるので、SDGsの目標の13番『気候変動に具体的な対策を』に直結しますよね。それだけではなくて、運用も楽々なIBM i だと、新しいことにチャレンジするための時間も作りやすいので、目標の9番『産業と技術革新の基盤を作ろう』にも貢献できるはずです。

ビジネスのためのIBM i 、AS400から受け継いだアーキテクチャーは、人が楽をできる仕組みなんです。しかも、パフォーマンスが最適化されているので、すごく効率的にリソースを使います。ITベンダーとしてはリソースを多く利用してほしいところですが、IBM i はビジネスに最適化され、お客様第一主義を貫いています。

そのため、PVSに最適化されたIBM i は、環境にも人にも優しいエコなシステムであり、SDGsの目標達成に大きく貢献するプラットフォームといえます。さらに、クラウドサービスのPVSを使うと、使用するリソースも最適化することができるので、IBM i は最強のSDGsマシンと言えると思います。

IBM i をもっと上手に活用していきたいお客様も、IBM i で最新機能にチャレンジしながらいい仕事がしたいという方も、パフォーマンスデータの取得手順から支援させていただきます。

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