Rewrite the Standard.

PVSコストに直結!サイジングについて解説

2024.10.22

MONO-Xでは、多くのIBM i 環境の利用実態を分析させていただいた経験を持っていて、ワークロードの実態に合わせた最適なスペックでPVSをご提案できます。本日は、PVSのサイジングについて、3項目に分けてお伝えします。

1. IBM i のパフォーマンスデータ、ご覧になっていますか?

IBM i のOSには、標準でかなり細かいパフォーマンスデータを取得する機能が備わっています。MONO-Xでは、このパフォーマンスデータをPVSのサイジングに利用しています。

この機能、実は明示的に停止していない限り、バックグラウンドで動いていて、常にデータを収集しています。CPU使用率やディスク使用率といったようなデータだけではなくて、システム全体の中でどこがボトルネックになるかというようなリソース分析するのに役立つような多角的なデータや、ジョブの実行状況など、ありとあらゆるIBM i のパフォーマンスデータを統計情報として収集し続けています。この機能があるおかげで、問題があった時にはすぐに分析をできる、つまりIBM i は最強のOSです。

2. パフォーマンスデータから即見積作成

IBM i は基幹システムとして使われることがほとんどなのでリプレース後にパフォーマンスが低下した場合には、社内でかなり問題になりますよね。IBM i は非常に優れたOSです。パフォーマンスデータを使うと、かなり高い精度でPVSのサイジングができます。MONO-XのPVS Oneサービスでは、パフォーマンスデータを提供いただくことで、オンプレミスの現行同等以上のスペックにするというロジックではなくて、実際の負荷情報に合わせた最適スペックをご提案する自信があります。

特にIBM i の場合、OSライセンスが費用の多くの割合を占めているのはお客様もよくご存知かと思います。これはオンプレミスでもPVSでも一緒です。PVSはCPU割り当てを最小0.25コアから0.25コア単位、0.25、0.5、0.75、1、1.25といった具合で増やすことができます。このCPU割合に比例してOSライセンスも増えていくので、コア数を少なくするということがPVSのランニングコストを下げるポイントになります。オンプレミスの場合は、最小が1コアなので、LPARで分割していない環境だと、1つのIBM i OS環境で1コアを使って動いていることが結構あります。オンプレミスのサイジングルールでいくと、PVSでも1コアとしたくなりますが、本当に1コア必要なのか、0.75コアにできないのか、もっと言うと0.25コアで問題があるのかといったことをMONO-Xはパフォーマンスデータを使って分析しています。ちゃんと実際のワークロードを見た上で、最適なスペックをご提案することができます。

1コアと0.25コアだと、OSライセンスも4倍違うので、かなりのコスト削減に繋がります。このパフォーマンスデータを基にしたサイジングを検討しないのは非常にもったいないです。MONO-Xではこれまで培ったPVSの見積もりノウハウをシステム化していて、パフォーマンスデータをご提供いただければ、データに基づいたPVSの最適スペックの見積もりをすぐにご提案できます。

数日以内にご提案可能なのはMONO-Xだけだと思います。ご興味のある方はぜひパフォーマンスデータをお送りください。

3. PVSは運用中でも柔軟にリソースを変更可能

さて、オンプレミスの場合は、ハードウェア調達時に決めたスペックで次のリプレイスまで動かしていけることがほとんどだと思います。そのために、将来的な負荷の増加を見越して、余裕を持ったスペックにすることも多いでしょう。真のクラウドサービスであるPVSは、いつでもこのリソースの増強ができます。パフォーマンスデータをもとにスペックを決めてPVS環境を構築した後も、好きなタイミングでこのリソースの量を変更することができるのです。変更したら、その分だけリソース使用量も増減する従量課金の仕組みになっています。PVS Oneサービスでは、運用フェーズでもパフォーマンスデータの分析支援をさせていただきながら、実態に合わせたリソースの最適化も随時ご提案させていただきます。つまり、環境構築時の状況から負荷状況の変化に合わせて、常に無駄のないリソースで稼働するようなリソース最適化のご支援をさせていただきます。

CPU割り当ての適正量だけではなくて、メモリーやディスクも負荷状況、使用状況に合わせて最適化できるので、常にIBM i が最良のパフォーマンスを発揮しつつ、コストも最適化できます。

IBM i は長らくオンプレミスだけで使われてきたので、オンプレミス基準のサイジングルールに違和感がないというのが本音だと思いますが、IBM i をそのままに、インフラは柔軟性の高いクラウドにリフトするPVSを使う場合には、インフラに合わせた最適化をするべきです。幸い、IBM i にはパフォーマンスデータ収集機能という素晴らしい機能がOSに標準で備わっていますので、このOSの機能も最大限使ってサイジングを最適化して無駄なく最良の状態でIBM i をご利用いただきたいというのが、MONO-Xの思いです。

IBM i をもっと上手に活用していきたいお客様も、IBM i で最新機能にチャレンジしながらいい仕事がしたいという方も、パフォーマンスデータの取得手順から支援させていただきます。

その他、ご質問や不明点がございましたら公式サイトをご覧ください。
また、オンライン相談も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

▼詳しくはこちら
PVS One 公式サイト
オンライン相談
=================
お問い合わせ・ご相談はこちら