Rewrite the Standard.

MONO-X One 新機能チュートリアル【Web API】

2024.10.16

MONO-X One バージョン4.0.0で追加されたWeb API機能をご紹介します。

Web API機能によって、基幹DBのデータだけでなく、

・kintone
・Googleスプレッドシート
・Slack
・…

など、各種WebサービスをMONO-X Oneと連携させることができるようになります!

ここでは例として、Googleスプレッドシート上のデータをMONO-X Oneで表示するまでの設定方法をご紹介します。

1. APIを利用するための認証情報を用意する

MONO-X OneからGoogleスプレッドシートの情報を操作するために、APIの認証情報が必要になります。認証情報は「APIキー」「Oauth2」などいくつかの種類がありますが、ここでは一番簡単な「APIキー」を用いた方法で進めます。

https://console.cloud.google.com/projectcreate?hl=ja にアクセスし、作成をクリックします。

次に、APIとサービス>有効なAPIとサービスをクリックします。

上部にある+APIとサービスを有効にするをクリックします。

検索ウィンドウにSheetsと入力しエンターキーを押すとGoogle Sheets APIが表示されるのでクリックします。

有効にするをクリックします。

左メニューの認証情報をクリックし、上部メニューの+認証情報を作成>APIキーをクリックします。

これでAPIキーが作成されるので、値をメモしておきます。この値は外部に公開しないようにしてください。

最後にAPIキーを編集をクリックし、APIの制限>キーを制限でキーを制限し、保存します。

2. MONO-X OneでWeb APIの設定を行う

次に、MONO-X Oneで先ほど作成したAPIキーの設定を行います。

⚙のメニューからWeb API設定をクリックします。

Web API設定のページで⊕新規作成ボタンをクリックし、次のように入力して保存します。

・名前: Google Spreadsheets
・API URL: https://sheets.googleapis.com/v4/spreadsheets
・認証種別: APIキー
・キー: key
・値: (先ほどコピーしたAPIキーの値)
・追加先: クエリパラメータ

これでWeb APIの設定が保存されました。

3. スプレッドシートをAPIでアクセス可能にする

スプレッドシート側でも、APIでアクセスできるように設定を行います。

例として、上図のようなシートが作成されているとします。

右上の共有ボタンをクリックし、一般的なアクセスの項目をリンクを知っている全員に変更します。

また、このページのURLが

https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcdefg/edit?gid=0

のような形になっているので、この abcdefg の部分をシートIDとしてメモしておきます。

4. コンテンツを作成する

最後に、保存した設定を用いてコンテンツを作成します。

サイトを新規作成するか、既存のサイトを選択し、コンテンツを新規作成します。ここでは「一覧・詳細」のコンテンツを作成します。

実行スキーマをクリックし、続けて左上のボタンをクリックし、スキーマ作成画面を開きます。次のように入力します。

新規
・接続種別: Web API設定
・Web API: Google Spreadsheets
・スキーマ名称: 一覧表示

スキーマ詳細画面が開くので、https://sheets.googleapis.com/v4/spreadsheets の右に、先ほどメモしておいたシートIDの値を用いて、

/{シートID}/values/シート1

と入力します。

(画像内では仮のシートIDを使用しています)

右上の実行ボタンをクリックすると、「レスポンス形式の変更が必要です。jqコマンドを設定してください。」という表示が出るので、OKを押し、左下のテキストボックスに次のように入力します。

.values | (.[0] | map(.)) as $keys | .[1:] | map([ $keys, .] | transpose | map({(.[0]): .[1]}) | add)

右上のOKボタンを押し前の画面に戻ったら、保存します。これでスキーマの設定が完了しました。

あとはフィールドの設定を行うことで、このようにスプレッドシートの内容がMONO-X Oneで表示できるようになりました!

5. さいごに

今回は表示するだけでしたが、MONO-X Oneからスプレッドシートの値を変更したり、他のシートを参照したり、色々なことが実現可能です。ぜひお試しください!

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